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【青森市・債務整理】借金が減らない理由|知っておくべき「落とし穴」<弁護士が解説>

「毎月欠かさず返済しているのに、元金がまったく減っていない気がする……」 「冬の暖房代や車の維持費で、今月の支払いがついに追いつかなくなった」
雪国である青森で生活を送る中で、こうした借金の悩みを抱え、誰にも相談できずに冬の夜を一人で耐えている方は少なくありません。実は、借金が減らないのには明確な「理由」があります。そして、その理由を知らずに自力で解決しようとすると、さらに深い「落とし穴」に落ちてしまう危険性があるのです。
本記事では、青森市に根ざした「雪のまち法律事務所」の弁護士が、借金生活から抜け出せない原因と債務整理を検討する前に必ず知っておくべき注意点について、専門的な視点から詳しく解説します。
❶|なぜあなたの借金は「減らない」のか? 3つの共通点
返済を続けているのに借金が終わらない場合、そこには「仕組みの罠」が潜んでいます。
① リボ払いという「終わりのない迷路」
最も多い原因が、クレジットカードのリボルビング払い、いわゆる「リボ払い」です。リボ払いは毎月の支払額を一定に抑えられる便利でお得な仕組みに見えますが、実態は「高利貸し」に近い手数料(年利15%前後)が発生し続けています。 毎月1万円返済していても、そのうち6,000円が手数料(利息)に充てられ、元金はわずか4,000円しか減っていない……というケースは珍しくありません。これでは、完済までに10年以上かかってしまったり、相当高額な支払いとなることもザラです。
② 返済のための「自転車操業」
借金の返済資金を捻出するために別の業者から借りる。この状態に入ると、借金の総額は雪だるま式に膨れ上がります。借入れた瞬間は楽になったような感覚になりますが、その場しのぎの落とし穴となります。新たな借り入れには当然新しい利息がつくため、返済しているつもりでも「利息に利息がつく」地獄へと足を踏み入れていることになります。
③ 青森特有の「生活コスト」の圧迫
青森での生活には、他県にはない特有の出費があります。
<冬の灯油代・電気代>
冬場の光熱費は家計を大きく圧迫します。
<車の維持費>
通勤・買い物に車が不可欠な地域柄、車の維持のためには車検代、燃料代などの費用が負担となります。降雪地域であるため、冬季の冬タイヤ(スタットレスタイヤ)のタイヤ交換は必須となり、負担は増大します。
<大雪の影響>
ここ例年では毎シーズンごとに大雪に見舞われています。大雪のため、自らの住居の除雪のために費用や労力が割かれることになります。また、幹線道路も渋滞となり、通勤等に大きな支障を来したり、就労にも影響が生じることもあります。
これらの「削れない出費」がある中で無理な返済計画を立てると、結局は、キャッシングに頼らざるを得なくなります。
❷|債務整理前に知っておくべき「3つの落とし穴」
「もう限界だ、借金の債務整理をしよう」と決意するのは素晴らしい一歩です。そして、その前に知っておかなければならない注意点があります。
落とし穴① 焦って「おまとめローン」に手を出してしまう
「借金を一本化すれば楽になる」という広告をよく目にしますが、これには注意が必要です。おまとめローンはあくまで「借金の借り換え」であり、借金そのものが減るわけではありません。むしろ、返済期間が延びることで、最終的な支払い総額が増えてしまうケースも多いのです。弁護士による債務整理(任意整理など)であれば「将来利息のカット」が実現できることも多いですが、おまとめローンでは利息を払い続けることになります。
落とし穴➁ 自分だけで「一部の業者」だけに返済し続ける
「お世話になった銀行だけには返したい」 「親戚が保証人の借金だけは優先して返そう」
特定の債権者だけに返済をすることは、偏頗弁済(へんぱべんさい)と評価される可能性があります。基本的には、債権者は同等平等に扱うというのが原則となりますので、特定の債権者に対してのみ偏頗弁済を行うことは望ましいことではありません。そのため、後に自己破産や個人再生を申し立てる際に、裁判所から厳しく追及される可能性があり、手続きにコストがかかったり、最悪の場合には手続自体が認められないリスクもあります。
落とし穴③ ネットの「減額診断」だけで満足してしまう
SNSなどで見かける「借金がいくら減るか診断」は、あくまで目安に過ぎません。個別の生活状況(青森での冬の支出、家族構成、雇用形態など)を考慮した正確なシミュレーションは、対面での弁護士相談でしか得られません。
❸|「雪のまち法律事務所」が提案する、真の解決策
借金問題の解決とは、単に数字をゼロにすることではなく、「二度と借金に頼らなくてよい生活基盤を作ること」だと当事務所は考えています。
◉青森の生活に即した再生プラン
当事務所では、ご相談者様の家計を詳しく伺います。「冬の灯油代等は月々これくらいは確保しておく必要がある」「この車は通勤に必須だから、手放さずに済む方法(個人再生など)を探そう」といった、地域の生活実態に即したアドバイスを心がけています。
◉手続き後の「暮らし」を重視
債務整理には、主に「任意整理」「自己破産」「個人再生」の3つの手法があります。
<任意整理>
将来利息をカットし、元金を3〜5年で分割返済する。
<自己破産>
借金をすべて免除してもらい、生活を再スタートさせる。
<個人再生>
住宅ローンを守りながら、他の借金を大幅に減額する。


