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【青森・債務整理】自家用車を処分せず債務整理できる?<弁護士が解説>

2026.02.09
債務整理・借金問題

「借金の返済が苦しいけれど、車がなくなると仕事に行けないし、家族の送迎もできない……」

青森市内に住む方から寄せられる債務整理のご相談の中で、特に多いのがこの「車の維持」に関する不安です。結論から申し上げますと、債務整理をしても車を手元に残せる可能性は十分にあります。

ただし、選ぶ手続や車のローン状況によって、残せるかどうかを検討する必要があります。

今回は、雪のまち法律事務所の弁護士・三上大介が、具体的な解決策をケーススタディ形式で詳しく解説します。

❶| 債務整理の種類に応じた検討

債務整理には大きく分けて3つの方法があります。まずはそれぞれの方法で、車がどう扱われるかを見てみましょう。

任意整理

  • ●仕組み・・・ 弁護士が直接、債権者と交渉し、将来の利息をカットして3〜5年で完済を目指す方法です。

  • ●なぜ車が残るのか・・・ 任意整理は「整理する対象(債権者)」を自分で選べます。車のローンだけを除外して、クレジットカードや消費者金融の借金だけを整理すれば、車を手元に残すことが可能です。

個人再生

  • ●仕組み・・・ 裁判所で手続きを進め、借金を概ね5分の1程度にまで大幅に圧縮し、3年かけて返済する方法です。

  • ●なぜ車が残るのか・・・ 原則として財産を処分する必要はありません。そのため、車を手元に残すことが可能です。ただし、「車のローンが残っている場合」は、後述する「所有権留保」の問題で引き揚げられるリスクがあります。

自己破産

  • ●仕組み・・・ 裁判所で手続きを進め、全ての借金の支払義務を免除してもらう手続きです。

  • ●なぜ車が残るのか・・・ 原則として財産や資産は処分する必要がありますが、自家用車として日常生活で利用している自動車については、手元に残せることが多いです。ただし、高級車や新車など、高価な車両は手元に残すことが難しい場合もあります。また、個人再生の場合と同様に「車のローンが残っている場合」は、後述する「所有権留保」の問題で引き揚げられるリスクがあります。

❷| 「所有権留保」という最大の落とし穴

 車を残せるかどうかを左右する最も重要なキーワードが「所有権留保」です。

 ディーラーなどでローンを利用して車を購入する場合、当該車両に「所有権留保」が設定されることが一般的です。この場合、その車はローンの担保となっており、ローンが完済されるまで、その車の所有者は「ローン会社」とされています。そのため、仮にローンの返済が滞ってしまったり、自己破産や個人再生等の手続きを進めたりする際には、約定に基づき、ローン会社がその車を引き揚げる、といった事態になります。

 「車は維持したいから、車のローンだけは自分で払い続けておいて、内緒にしておこう」と考える方もいるかもしれません。しかしながら、自己破産や個人再生の場面では、そのようなことができません。自己破産や個人再生の場面では、債権者平等の原則があり、全ての債権者を当事者に含める必要があります。そのため、特定の債権者だけを手続きから除外することはできません。

 一方で、銀行での自動車ローンを利用している場合、銀行が「所有権留保」を設定していることはあまりありません。この場合には、自己破産や個人再生等の手続きを進める場合であっても、自動車が引き揚げられることなく、手元に残すことができる場合もあります。

❸ |【ケーススタディ】主な相談事例から

具体的なケースを見ていきましょう。

<ケースA>通勤に必須!ローン完済済みの軽自動車を持つBさん

  • 状況: 借金500万円。車は8年前に購入し、ローンは完済。現在の価値(査定額)は15万円。

  • 解決策: 自己破産

  • 結果: 車の査定額が20万円以下であったため、生活に不可欠な「自由財産」として認められ、車を手元に残したまま全ての借金が免除されました。青森市内では、年式の古い軽自動車であれば、このパターンで残せるケースが多く見られます。

<ケースB>共働き夫婦、ローン返済中のSUVを持つCさん

  • 状況: 借金250万円。1年前に買った新車のローンが100万円残っている。

  • 解決策: 任意整理

  • 結果: 消費者金融やカードローンの借金だけを任意整理の対象とし、車のローンだけはこれまで通り払い続けることにしました。これにより、冬の豪雪地帯でも安心な4WDのSUVを処分せずに済みました。

❹| 青森市で「車を残す債務整理」を成功させるコツ

車の時価を正確に把握する

青森では走行距離が伸びやすいため、年式の割に査定額が下がる傾向にあります。査定額が低ければ、自己破産でも車を残せる可能性が広がります。

「第三者弁済」の検討

ローンの残った車をどうしても残したい場合、親族などが「第三者弁済」の方法により、変わりに残ローンを支払い、「所有権留保」を解消する、という方法もあります。もっとも、完済しない限りは「所有権留保」は解消されないことになるかと思いますので、可能かどうかは慎重に検討する必要があります。

冬が来る前に相談する

青森の冬は、交通事情が劇的に変わります。冬になってから車を失うのは致命的です。雪が降る前の精神的に余裕がある時期に解決の糸口を見つけることが重要です。

▢|まとめ

「債務整理をしたら、二度と車に乗れなくなるのでは?」と極端に恐れる必要はありません。

雪のまち法律事務所では、ご相談者様が青森で自立した生活を再建できるよう、「車をどう守るか」を最優先事項の一つとしてプランを立てます。現在の借金額、収入、そしてお車の状況を伺えば、最適な解決策を提示できます。

借金の雪だるまが大きくなり、あなたの生活を押しつぶしてしまう前に。

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